管理栄養士「低栄養」を補う料理のコツ教えます!
- 2019.03.30 Saturday
- 12:45
こんにちは!
ソフィアプロモーション管理栄養士の山村有利佳です。
前回の私のブログで少しご紹介した働く女性向けのレシピが
「for WO(フォーウー)」
フリーペーパーに掲載されました!自分たちが考えて調理したレシピが実際に形になるのは嬉しいですね♪
働くママさん向けに時短レシピ!
数万部発行されているので、ぜひ手に取ってみてくださいね!
(右下に私と一緒にレシピ監修した管理栄養士三溝もご紹介いただきました)
私が料理をしたり、レシピを考えるのが好きになったきっかけは、小学生の頃自分が作った手料理を家族に食べてもらった時に「おいしい!」と喜んでもらえて嬉しかったからです。今は一人暮らしをしているのですが、実家に帰って料理をすると一番喜んで食べてくれるのは祖父です。そんな祖父にいつまでも元気で長生きしてもらいたいと思い、高齢者の食事について身近に考えるようになりました。
皆さんは「低栄養」という言葉を耳にしたことはありますか?
「低栄養」とはエネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康を維持するために必要な栄養素が足りていない状態をいいます。また、高齢者にみられやすい症状と言われています。
「体重が減ってきた気がする」
「最近風邪をひきやすい」
「体力が落ちてきたという」方は要注意。
病気などが背景にある場合もありますが、実は「低栄養」が原因ということも考えられるのです。では、低栄養を予防するためにはどんなことに気をつけるといいのでしょうか。
好きなものだけを食べていると、栄養素が偏って体調を崩しやすくなります。体力と抵抗力を保つためのエネルギーとなる糖質や脂質、血や肉となるたんぱく質、体の調子を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維をバランスよく摂るには、さまざまな食品を食べることを心がけるといいでしょう。
ただバランスよく食べるって、手間もかかるし意外と大変ですよね…
毎日の食事を栄養充実メニューに変えるちょっとした工夫をご紹介します。
卵や豆腐を利用する
卵や豆腐は消化のよい良質なたんぱく質です。肉や魚には卵や豆腐とは異なるアミノ酸やビタミン、ミネラルなどが含まれており毎日摂りたい食品ですが、肉や魚が食べづらい、買い物や調理が億劫という方は卵や豆腐からたんぱく質を摂るようにすると良いでしょう。
牛乳・乳製品をプラス
牛乳・乳製品は体内で作りだせない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。消化吸収もよいため、食欲がないときやたんぱく質が不足しがちな朝食にプラスしたり、お茶やコーヒーをカフェオレに変えたり気軽に取り入れられるのでおすすめです。
マヨネーズを材料に取り入れる(マヨネーズは悪者ではありません 笑)
マヨネーズの主原料は卵・酢・油で、たんぱく質やエネルギー補給を助けてくれます。また、パサつきやすい芋などを飲み込みやすくしてくれる効果や、醤油や味噌などの調味料と比べて塩分が低く、コクが出るので合わせて使うと塩分を抑えつつおいしく仕上げることもできます。
毎日の食事メニューをほんの少し変えるだけで摂取できるエネルギーや栄養素は変わります。続けられることが大切なので、無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか。
NPO日本食育インストラクター協会との
共同Webサイト“食めぐ”がスタートしました。
食めぐは“美味しさプラス”のこだわり(食育活動)を
投稿・共有する「食育」コミュニケーションサイトです。
- -
- -
- -