管理栄養士「減塩」旬の食材
- 2017.08.25 Friday
- 13:49
こんにちは!
ソフィアプロモーション管理栄養士の佐野愛梨です。
今回2回目のブログになります!
前回のブログ後、1週間の夏季休暇をいただきました。
海に行ったり、実家に帰省してお墓参りをしたり、お盆休みらしい休暇を送ることができました!
心も身体もリフレッシュ!
空と海がまるで一体化♪(足だけですみません)
宿泊先のホテルでは大好きなブルーシールのアイスでリフレッシュ!
まだまだ汗をかく暑い日が続きますよね!
この季節、店頭でも減塩中の方からよく相談をいただきます。
「夏場は汗をかくけど減塩は必要なの?」
今回のブログでは「減塩」について書きたいと思います。
まずは汗に含まれる塩の量を知っておこう!
汗に含まれる塩分濃度は個人差やその時の体の状況により差がありますが、約0.4%程度とされています。
夏場で外を1時間歩いた時の汗の量を約0.5リットルとすると排出される塩分量は
0.5リットル×0.4%=約2g
どうですか?
500ml汗をかいても、たった2g
意外と少ないですよね。
日本人の1日の平均食塩摂取量は、平成27年国民健康栄養調査では男性11.0g、女性9.2gです。そのため夏場でも、血圧が高めの方はもっと大量に汗をかかない限り、適切な減塩が必要です!
ちなみに500mlのスポーツドリンクには0.5〜1gの塩分が含まれています!
2g程度の運動ではスポーツドリンクも積極的に飲む必要はありませんね!
減塩料理を成功させるコツ教えます!
自然塩と上手に付き合おう!
自然塩とはミネラルを含む塩のこと。カリウム、カルシウム、マグネシウムを精製塩よりも多く含みます。普段口にしている精製塩は塩化ナトリウムの割合が99%と高くミネラルをほとんど含みません。塩分が原因で高血圧になる場合、血中の塩化ナトリウム濃度が上がることで、身体が水分を欲し血液が増えることで血圧が上がります。自然塩はこの塩化ナトリウムの割合が少なく、その分ミネラルが含まれています。精製塩と比べまろやかで、様々なミネラルによって免疫機能を高めたりしてくれます。
ただ自然塩を食べたからといって血圧が下がる訳ではないので、自然塩だからといって摂り過ぎは注意です!
CMでもお馴染みの「伯方の塩」自然塩はすごく身近ですよ♪
野菜炒めもちょっとの工夫で減塩で美味しく!
コツあります!
葉物など火の通りやすい食材を多く使用しましょう!
火の通りやすい食材は、味が染みやすいので少量の調味料でもしっかり味がつきやすいです。
胡椒や生姜ニンニクなど香り高い調味料を使用しましょう!
挽きたての胡椒は香りが良くておすすめ!
ごま油など風味のある油を使用しましょう!
風味が効いて薄味でも美味しく食べれます!
かどやの純正「ごま油」オススメです!
そして、
味付けは一番最後!
ココ重要です!
途中に味付けすると野菜から水分が出て味が薄まってしまいます。
旬の食材はうまみも濃く、味覚の感度がぐっと高まります!
私のオススメは
「味付けをせず素材を食べること!」
今の時期は夏と秋の両方の旬を楽しめる時期です!
かぼちゃ・さつまいも・きのこなど!
旨味がぎゅっと濃くなります。
味付けが濃くなりがちな「かぼちゃの煮物」ですが
だし・調味料ナシで、かぼちゃと水だけで是非作ってみてください!
水がなくなるまで煮込むだけ!
かぼちゃ本来のおいしさが味わえます。
よく熟れたかぼちゃ(皮がゴツゴツ乾燥しているもの)を選んでください。
冷めるとかたくなってしまうので、とにかくできたてを食べるのがおススメです!
使用する塩の量を減らすことも重要ですが、私は味付けせず旬の素材をそのまま食べることが本当の減塩だと思います!「素材」を楽しむことが減塩に繋がります。
是非今回のブログを参考にしてくださいね。
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