管理栄養士が解説!【秋茄子は嫁に食わすな】

  • 2020.09.04 Friday
  • 07:28

こんにちは。

ソフィアプロモーション管理栄養士の前田です。

ナスは年中スーパーで見かける野菜ですが、一般的には茄子の旬は7月から8月で、夏の終わりから9月頃までに収穫される秋ナスもあり、旬は夏から秋です。


これからの時期に出てくる秋ナスは種が少なくぎゅっと果肉がしまっていてとてもおいしいですよね。一度は聞いたことがある「秋ナスは嫁に食わすな」この慣用句の意味はご存知でしょうか。起源は鎌倉時代までさかのぼり、由来が3つあるといわれています。

ことわざ「秋茄子を嫁に食わすな」の意味


1 お姑さんの意地悪説
「秋にぐっと美味しくなる茄子を嫁に食べさせるのはもったいない」
というお姑さんの意地悪な気持ちを表しているというもの。
同じような言葉で「秋カマス、嫁に食わすな」「秋サバ、嫁に食わすな」などがあります。
意味には諸説あり、由来や語源ははっきりしていません。

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2 優しいお姑さん説
「秋茄子は嫁に食わすな」は、意地悪ではなく嫁の身体を気遣う意味合いがあるという説もあります。茄子は身体を冷やす働きがあるので涼しくなってきた秋に茄子を食べるとお嫁さんの身体を冷やしてしまう、という優しいお姑さんがお嫁さんを心配しているのだとというもの。また、秋茄子は種が少ないので子宝に恵まれない、縁起が悪いの意味もあると言われています。

3 「嫁」とは夜目(ネズミ)を指す説
“よめ”夜目と書き、ネズミのことを表すという説で、美味しい秋ナスをネズミに食べさせるのはもったいない。という意味としても取ることができます。
鎌倉時代の和歌集に、「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」という歌があります。
これは酒粕につけた秋茄子をおいしくなるまで棚に置いておくのはよいけども、ネズミ(夜目)に食べられないようにしましょう、という意味です。この和歌が秋ナスは嫁に食わすな、の語源ではないかといわれています。

 

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秋ナスが美味しくなる理由


秋になり涼しくなることで旨味成分のアミノ酸や糖が増えるためです。夏の暑さはナスにとって過酷で夏の間は実をつけるのが精一杯でアミノ酸などの旨味を充実する余裕がないため、秋になって収穫する方が味がよくなるというわけです。人間と同じでナスも夏バテしちゃうんですね。

美味しい秋ナスをより美味しく楽しもう!


秋ナスは一般的なナスの中でも後半に出回るもの。新芽が芽吹く直前の9月頃、種が少なく実がしまった良質なナスが収穫されます。夏に取れるナスは、皮が厚く種も大きくなりがちで、皮が硬いと感じたり実の水分が少ないと感じるものもあります。
秋ナスは、皮が柔らかく旨味や甘みが濃くなります。9月から10月ごろにかけて収穫されスーパーに出回る秋ナスをぜひご家庭で美味しく食べてみてくださいね。

 

これからもこちらのブログでは食の健康情報を発信して参ります!

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